中小企業の資金繰りが悪化!?

中小企業の倒産が激減している。
一方、有利子負債は10年ぶりの高水準となった。
これは、無利子・無担保の制度融資など、政府の新型コロナ対策が下支えしていたからである。
参考記事:日経新聞(2021/10/24)「中小負債、10年ぶり高水準 返済猶予切れ迫る」
この新型コロナ関連融資の返済猶予期間が終了し、いよいよ2022年度から返済が始まる。
緊急事態宣言は解除され、町には賑わいが戻っていきているようだが、日本と同じようにワクチン接種が進んだ他国の状況を見ると、まだまだ予断を許さない状況である。
仮に、再度緊急事態宣言が発令され、営業自粛を要請される事態となれば、もたない中小企業も多くなるだろう。
客足は徐々に戻りつつあるようだが、先行きは不透明であるため、今まで以上に収益力を高め、返済余力を高めていく必要がありそうだ。
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