日本の財政状況って実際のところどうなの?

財務次官が雑誌に寄稿した記事が話題になっているようだ。

現代ビジネス:財務次官が「隠蔽」しようとした「不都合な真実」…実は日本財政は超健全だ!

 

事務次官は、「このままでは、国家財政は破綻する」と主張する。

この点について、反対論も多く主張されているようだ。

その筆頭が嘉悦大学教授の高橋洋一氏である。ちなみに、氏は大蔵省(財務省は大蔵省の後継省庁)出身だ。

 

高橋教授の主張するところによれば、国のバランスシート(貸借対照表)を見れば、国家財政破綻という結論にはならないそうだ。

確かに巨額の債務残高(1000兆円)はあるが、同じように多額の資産が日本にはある。

また、国の公表する連結貸借対照表では、日銀が連結されていないが、国の財政状態を考えるなら日銀を連結すべきであり、これを含めて「統合政府バランスシート」を作成するならば、資産と負債がほぼイーブンになると主張する。

つまり、ネットの債務残高はほぼゼロであり、決して財務次官の主張するような深刻な状況ではないというのだ。

なお、国の財務書類については財務省がホームページで公表している。

 

国家財政が破綻に向かっているのか、そうでないのか様々な議論を聞いても私を含めて素人が判断するのは難しい。

国も連結財務書類を公表しているのだから、こうした共通の資料にもとづき悲観論、楽観論で議論を戦わせてほしいと思う。

もちろん、今公表されている連結財務諸表についても、これが正しく国の財政状況を反映しているかもう一度考える必要もあるだろう。

なぜなら、高橋教授のように日銀を含めるべきと考える人もいれば、含めるべきでないと考える論者もいるかもしれないからだ。

そして、共通する議論の土台となる資料ができたら、思う存分、いわゆる識者たちに議論してほしい。

 

国の財政状況は、私たちが払う税金に直結する重要な話である。

都合よく、切り取られたり、解釈されたりすることなしに(悲観論、賛成論ともにあるかもしれない)、同じ資料で建設的な議論をしてほしいものだ。

場外乱闘的(様々なメディアで各論者が主張する)なものではなく、一度、統一的な場で活発な議論を聞いてみたい。

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