あくどい商売は続かない!!
水回り修理で高額請求されるトラブルが多く発生しているようだ。
読売新聞(2020/10/11):7万円の工事が「65万円」、水回り修理で高額請求トラブル相次ぐ
このような悪質な業者に騙されないために、相見積もりは必ず取るべきだ。
一つはお住いの市町村の指定業者から見積りを取っておくといいだろう。
なぜなら、指定業者は、詐欺的な行為をすれば指定から外れてしまうため高額請求などしないからだ。
指定業者から見積りをとっておけば信頼しうる業者の相場がわかるので悪質な業者を排除できる。
また、そもそも見積りを出さないような業者は悪質業者である可能性が高いと判断していい。
なお、水回りのトラブルは緊急性が高いため連絡した業者にすぐに依頼しがちであるが、このような場合でも応急処置程度にとどめ、後日、複数の業者から相見積もりを入手するといいだろう。
すでに高額請求されている方は、支払いをせずにお近くの弁護士会や消費者センターなどの相談するといい。
愛知県ではすでに弁護団が結成されており、どこの弁護士会でも関心を持っているはずなので、気おくれせずに相談するといい。
なぜ、このようなあくどい商売に手を染める経営者がいるのだろうか?
数万円の工事に対して数十万請求して上手い商売をしたと思っているのだろうか?
残念ながら、こういったことで稼ぎ出したお金は実は大したことがないのだ。
1回の金額が大きいため儲かったように感じるかもしれないが、商売できる期間はとても短いため、全体額はまっとうな商売に比べてとても小さくなる。
また、この問題のようにマスメディアなどに大きく取り上げられると、その後の商売はとても困難になるだろうし(たとえ今後、誠実に商売するとしても)、こういった商売をする人は無駄に浪費するので、手元にお金が残らないことが多い。
そのため、このような商売に手を染めた人は、厳しい生活不安に今後直面することになるだろう。
だから、誠実に商売をするほうがいい。
もちろん、誠実に商売をしたからといって必ず成功できるわけではないが、正しい経営努力を続けていけば、長きに亘って、適正な利益を獲得することができるはずだ。