耐える力

新型コロナウイルス禍で事業の存続に不安を感じている経営者の方も多いだろう。
事業を存続させる意思のある方は、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」などを迷わず利用してほしい(新型コロナウイルス関連の金融支援策についてはこちらの記事で解説しています)。
この融資制度は最長5年の据置期間があるため、いつ客足が戻るのか先行き不透明な今回のようなケースではかなり役立つはずだ。
新型コロナウイルス禍が終息したとしても、経済の見通しは明るくないようだ。
深刻度ではリーマンショックを超えるのではないかとも言われている。
今回のコロナのようにビジネスに大きな影響を与えるようなことは、そうあることではないだろうが、将来が不透明な時代は続くだろう。
私たち中小企業は小さな環境の変化で経営が翻弄されてしまうことが多い。
国の支援策はどうしてもスピードの面で後手に回ってしまうので、各経営者が自衛していくことがこれまで以上に必要だ。
5,6か月の籠城に耐えられるように財務力を強化すべきだ。
今回のコロナウイルスのようなことがあっても、財務力の強い会社は素早く融資を受けることができるので、自己資金と借入で潰れてしまうようなリスクはかなり低くなるはずだ。
中小企業の経営者の方は、今回の経験を活かしてより強い会社を目指してほしいと思う。