知的財産の盗用には気を付けろ!
大企業が下請けの中小企業から知的財産を不当に取得する事例が約730件見つかったそうだ。
まるで「下町ロケット」のようだ。
記事によると、契約にないのに、下請けの設計図やデータをタダで提供させられたというケースが最も多かったそうだ。
その他に、共同研究の成果を発注元に取られたりということもあったとのことだ。
中小企業経営者としては、取引先との関係を壊したくないという気持ちもあるので、ついつい応じてしまうのかもしれない。
また、そもそも長い付き合いのある取引先が盗用などするはずがないと思っている経営者もいるだろう。
さらに言えば、中小企業経営者のなかには、自分で手間ひまかけて開発した製品や技術などに無頓着であったり、過小評価していたりとすることもあるかもしれない。
今回明らかになった事例は氷山の一角であると思う。
盗用されているのに気づいていない経営者も実際多いのではないだろうか?
中小企業経営者は今後、自社を守っていくために「抜け目のなさ」も必要だ。
自社を守るためには、まず知的財産についての知識を得るべきだ。
東京都が中小企業経営者向けの資料を公表しているのでダウンロードして入手して欲しい。
公益財団法人東京都中小企業振興公社 東京都知的財産総合センター「知的財産戦略マニュアル」
また、特許庁のホームページも閲覧して情報を得ておくといいだろう。
さらに、知的財産について相談したい人は以下のような公的な支援窓口があるので利用するといい。
会社の知的財産を守るのはあなただ。
知財について悩みや聞きたいことがある方は上記のサポートを利用して積極的に動いて欲しい。