しぐさと心理
腕組みする心理については、ご存知の方も多いだろう。
腕組みするのは、「相手に対して壁を作っている」からと思う人もいるだろう。
もちろん、これは正解だ。
また、考え事をしている時に、無意識に腕組みをしていることもあるのではないだろうか?
この場合の腕組みは、相手とはまったく関係なく自分の場で集中したいからする。
ところで、あなたは税理士など職業専門家の腕組みをした写真を多く目にすることはないだろうか?
これは、「自分をよくみせる」効果が腕組みにはあるからだ。
腕組みは相手に対して頼もしいイメージを与えるのだ。
私も恥ずかしながら「腕組み写真」を使っている。
腕組みだけでなく、様々なしぐさで相手の心理を読むことができるそうだ。
非常に興味深いことだし、このようなスキルを持っていれば自分の商売に役立つかもしれない。
しかし、このようなスキルをマスターするためには、多くの実践を積み重ねて研究しなければならないだろう。
相手の心理を読もうと相手に対して注意しすぎると、かえって抜け目ない印象を与えてしまうかもしれない。
平常心を持って、このスキルを使うのは案外難しいだろう。
しかし、考えてみれば、こういったスキルは意識しなくとも使いこなしている人はいる。
そういう人は相手のことを自分のことのように考え、集中する人だ。
もちろん、心理的なスキルを学ぶことは重要ではあるだろう。
しかし、あまりテクニックにこだわり過ぎずに「顧客のために」を常に意識して行動すれば、自ずとこのスキルはマスターできるものなのかもしれない。