伝えることから始めよう!

面白い記事を見つけた。
教会が言っちゃう?「クリスマスにイチャイチャすんなよ」自虐の狙い
世田谷区駒沢にある上馬キリスト教会のツイッターの公式アカウントにはフォロワーが8万人弱いるそうだ。
確かに、お堅いイメージの教会にしてはかなり「ゆるい」ツイートである。
信者からクレームが来ないか心配になるが、ツィッターの担当者(もちろん信者)は次のように言っている。
来ないと言ったらウソになりますね。でも僕、こういうのってティッシュ配りと一緒だと思っていて
フォローしてくれる9割はキリスト教とは関係ない人らしいが、実際に教会に足を運んでくれる人は増えているそうだ。
教会も「経営」していくためには人を集めなければならない。
この教会の担当者は、2人で1日に10ツイート近くを毎日更新し続けるため、時には何時間も会議をしているという。
当然のことながら、私たち中小企業も顧客を集めることができなければ、商売は成り立たない。
しかし、顧客を集めることに対して、私たちは十分な努力をしているだろうか?
顧客に対して、自分のビジネス、商品・サービスをしっかりと伝えているだろうか?
「伝える力」については、ジャパネットたかたの創業者である高田明氏も重要であると言っている。
ジャパネットたかたは、家電量販店などで売っているものと違いはない。
にもかかわらず、一代で佐世保の小さなカメラ店を巨大なテレビ通販会社に成長させたのだ。
この教会と同じように、「伝える力」の重要性に気づき、伝えることに真剣に取り組んでいる中小企業も増えている。
もちろん、「伝える力」をマスターするのは簡単ではないだろう。
そして、「伝える力」の重要性に気づいたとしても、なかなか効果が表れないので挫折してしまう経営者も多い。
しかし、競合と比べて特別なものを売っているわけではない中小企業経営者は「伝えること」について真剣に取り組んで欲しいと思う。
高田明氏の本のタイトルではないが、まずは「伝えることから始めよう」ということだ。