倒産って案外身近ですよ!?

小さなお子さんをお持ちの経営者の方はご存知かもしれないが、マザウェイズが倒産した。

倒産したとはいえ、記事を読む限りまだ根強い支持者が多いようだ。

東洋経済オンライン記事:人気子供服マザウェイズ、「突如倒産」のわけ

 

この会社は「突如」倒産したので、東洋経済の記事になったのだろう。

突然の倒産劇に、アパレル業界内でも衝撃が走った。売り上げが苦戦していたことは一部で知られていたものの、子供服メーカーの幹部は「あまりに急な倒産で驚いた」と語る。実際、マザウェイズは今年3月にも大阪市内や群馬・前橋市内に2店舗を新規出店しており、表面上は倒産の兆候がほとんど見られなかった。

 

しかし、倒産の原因はよくある普通のことだ。

記事では、倒産の原因として次の理由をあげている。

  • 競争激化による売上減少
  • 借入金の高負担
  • 不良在庫の増加

 

競争激化はマザウェイズに限らず、ほどんどの業種は同じだろう。

マザウェイズは直近の春先、そして秋冬シーズン(アパレルの稼ぎ時)に前年同期比で10%以上売上が減少した。

10%という数字で倒産に至ってしまうことがあるのかと驚く人もいるかもしれない。

費用構造によって利益に与える影響は異なるが、売上が10%減少したことで利益が50%以上減少するともあるのだ。

さらに、売れないことにより値下げをした場合、利益は半分以下になってしまうこともある。

 

当然、利益が少なくなれば、入ってくる現金も少なくなる。

こうなると借入金の利子負担が重くなるのは当然だ。

 

加えて、同社の場合は強みであった商品数が、ひとたび売れなくなることでマイナスに作用した。

つまり、不良在庫が膨れ上がったのだ。

不良在庫は資金繰りを悪化させる。

 

こうして、同社は極めて短い時間で資金的に詰んでしまったのだろう。

 

もちろん、同社が倒産に至るまでは、経営環境の変化や経営判断など複雑な要因が絡みあって起ったことだ。

しかし、こと財務的にテクニカルに分析してみると、「倒産の王道?」を突き進んでしまったことがわかる。

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