稼業を継ぐ女性

稼業を父から受け継ぐ女性経営者が増えているようだ。

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最近では、親族内に承継者がいないで困っている企業も多いので、こういうニュースを聞くととても頼もしく感じる。

事業承継に限らず、起業して経営にチャレンジする女性が増えれば良いと思う。

 

男性と女性は半々なので、本来女性経営者は50%いなければならないはずだ。

しかし、実際には女性社長の比率は企業全体の7.69%ほどである(帝国データバンク調べ)。

全国女性社長分析

 

女性起業家が少ない要因として、「女性は資金を調達するのが難しい」と言われる。

しかし、最初から金融機関から借り入れて起業する人は少なく、ほとんどの起業家は自己資金で起業するのだ。

また、借りるとしても女性だからという理由で断られることはない。

女性起業家向けの融資もあるくらいなのだから。

だから、「女性は資金調達が難しい」という理由は説得力に欠けると思う。

 

「女性は男性に比べてマネジメント経験や教育の機会が少ない」からとも言われる。

確かに、起業当初はマネジメント経験や教育のある男性の方が有利だろう。

しかし、次のようなデータもある。

キャリア不足があるため、女性はスタートアップの段階では苦労するものの、やがて経験値を積んでいくうちに男性に遜色のない実力を発揮していく(「女性起業家の実像と意義」日本政策金融公庫)

だから、マネジメント経験等がないことをそれほど心配する必要はない。

 

結局、女性経営者が少ないのは、男性ほど経営者になることに関心がないからだと思う。

実際、女性は雇用されて働くことを好む傾向にあるとの調査もある。

特に雇用先が見つけやすい先進国では女性は起業したがらない傾向は途上国に比べて高いようだ。

 

しかし、安全であると思われていた大企業でさえ、大規模なリストラをする時代だ。

稼業を継いだ彼女たちのように、「今の安定」に甘受することなく経営にチャレンジする女性がこれから増えてくるだろう。

 

女性経営者だからと言ってニュースになるような時代は、過去のものになるだろう。

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