お客さんへの共感は難しい!?

カロリーメイトの新CMが不評のようだ。
大塚製薬『カロリーメイト』受験生応援CMに批判「プレッシャーだからやめてほしい」
カロリーメイトの「売り」は、忙しい時でも手軽に栄養のある食事が出来ることだ。
受験シーズンが近づいている今、勉強しながらでも栄養ある食事ができるカロリーメイトはぴったりである。
勉強で忙しい受験生の共感を得るためにこのようなCMを作ったのだろう。
実際、CMは押し付けがましく「頑張れ」と言っているのではなく、受験生を鼓舞するような作りになっている。
受験に関係ない大人から見れば、受験生を応援する良いCMに見える。
ところが、この新CMは受験生にとってプレッシャーを感じるようだ。
日々、プレッシャーにさらされている受験性は、リラックスして見ているテレビの中に、受験の真っ最中という現実を突きつけられているように感じるのだろう。
受験生を応援するつもりで作ったCMの効果が逆に出てしまっているのだ。
私たちが商売をする時も、このようなことは起こりがちではないだろうか?
お客様のためにしたことが、余計なお世話であったり、逆にお客様の反感を買ってしまったり・・・。
お客様の「共感」を得るようにしなさいとよく言われるが、「共感」を得ることはとても難しいことだと思う。
常にお客様のことを中心に考えているような人が、作られた「共感」ではない、自然な「共感」を得ることができるのだろう。